Log Explorer (ログエクスプローラー)

Log Explorer (ログエクスプローラー) とは、Datadog に集めたログを検索し、集計し、グラフにして調べるための中心画面のこと。公式がログ調査の「ホームベース」と呼ぶ場所で、モニター通知やダッシュボードから飛んでくる先もここになる。

概要

Log Explorer は、Datadog のログ管理でログを探すときに開く画面です。検索と絞り込み、フィールドやパターンで束ねる分析、リストや時系列グラフでの可視化、そしてビューの書き出しという 4 つの働きを 1 つの画面で切り替えます。気にする場面は、障害の原因となった 1 件のログを探すとき、エラーの増え方や内訳を数字で確かめたいとき、そして「ログが見えない」と感じたときです。最後の場面では、この画面が既定で見ているのはインデックスに入ったログであり、Flex 層は切り替えで含め、アーカイブは別の手順で戻すという層の区別を知っているかどうかで、調査の行き先が変わります。

ログ調査の起点になる画面

Log Explorer は、Datadog に取り込んだログを検索し、絞り込み、グループ化し、可視化し、書き出すための画面です。公式はこの画面をログのトラブルシューティングと探索の「ホームベース」と位置づけています。白紙から始める場合も、保存ビューから開く場合も、モニター通知やダッシュボードのウィジェットから飛んでくる場合も、着地点はここです (2026 年 9 月時点・出典: Log Explorer)。ログ管理の設定画面、たとえばパイプラインやインデックスの編集はこの画面の外にあります。届いた直後のログをそのまま眺める Live Tail は、この画面から入る別の表示モードです。

4 つの働き - 検索、分析、可視化、書き出し

公式ドキュメントは Log Explorer の働きを 4 つに分けて説明しています (2026 年 9 月時点・出典: Log Explorer)。

Log Explorer の 4 つの働き
働き何をするか公式ドキュメントに挙がる手段
検索と絞り込み興味のあるログの部分集合へ焦点を狭める、広げる、ずらす検索クエリとファセット / Watchdog Insights による異常なログの提示
分析個々のログではなく集合から情報を引き出すフィールド / パターン / トランザクションでのグループ化 / 複数クエリと関数と式
可視化絞り込みと集計の結果を読み取れる形で表示するログを列に整理するリスト / 時間で推移を測る時系列グラフ
書き出し今のビューを後で、または別の文脈で再利用する保存ビューなど
出典: Datadog 公式ドキュメント Log Explorer と Log Analytics (2026 年 9 月時点) を基に整理

4 つは別々の画面ではなく、同じクエリに対する見方の切り替えです。検索で当たりを付け、分析で数を確かめ、可視化で形にし、書き出しで同僚に渡すという順で使うと、1 回の調査が 1 つのビューに収まります。

どの層のログを見ているのか

この画面が見せるログは、取り込んだ全てではありません。既定で検索の対象になるのはインデックスに入ったログで、ログインデックスの除外フィルターで落としたものは表示されません。

  • 取り込み: Agent や連携から届いたログがパイプラインで整形される
  • インデックス: 除外フィルターを通ったログが保存され、Log Explorer の既定の検索対象になる
  • Flex 層: 長期保持向けの層で、時間指定の隣にある Include Flex Logs を有効にすると検索結果に含まれる
  • アーカイブ: 外部ストレージに退避したログで、Archive Search で直接読むか、リハイドレートで戻して読む
出典: Datadog 公式ドキュメント Flex Logs と Log Analytics (2026 年 9 月時点) の記載を層ごとに整理

Flex 層を含める切り替えは公式ドキュメントに明記されています (2026 年 9 月時点・出典: Flex Logs)。一方で、グループ化や関数を使う集計はインデックス済みのログだけが対象です (出典: Log Analytics)。ログアーカイブにあるログを読みたいときは、Archive Search か、戻す作業が要ります。

検索と分析の違いは、1 件を読むか集合を読むか

検索は 1 件 1 件のログを読む見方で、結果はリストに並び、列を選んで必要な属性だけを見比べられます。分析は集合の性質を読む見方で、公式ドキュメントはログをフィールド、パターン、トランザクションの 3 つの単位で束ねられると説明しています (2026 年 9 月時点・出典: Log Analytics)。「どのリクエストが失敗したか」なら検索、「失敗はどのサービスに偏り、いつから増えたか」なら分析と、問いの形で選びます。分析では複数のクエリを同時に置き、式と関数で比率や差分を計算できるため、エラー率のような割合もこの画面の中で出せます。検索で見つけた 1 件を起点に、その属性で分析へ切り替えると、単発なのか広がっているのかを数分で判別できます。

開くべき場面と別の道具に任せる場面

Log Explorer を開くのは、過去のログを条件で探す場面と、その集合を数える場面です。今まさに流れているログを眺めて設定の効き目を確かめたいなら Live Tail の役目で、違いは Live Tail の項に譲ります。同じ数値を毎日ダッシュボードで見続けたいなら、公式ドキュメントはインデックスに入れないログについてログベースのメトリクスを生成する道を挙げています (2026 年 9 月時点・出典: Log Analytics)。取り違えやすいのは「この画面に無い = ログが消えた」という判断です。除外フィルターで索引に入らなかっただけで、アーカイブや Flex 層には残っている場合があります。見えない理由を層ごとに切り分ける習慣が、ログ調査で最初に身につけるべき見方です。

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